転職の悩み

転職初心者は必見!何から始める?薬剤師転職の流れを準備から退職まで解説

薬剤師転職
新人薬剤師

転職が初めてで何から始めれば良いかわからない…
転職をしたいわけじゃないけど一連の流れを知っておきたい!

就職して数年経つと、友人や同期などから転職の話を聞く機会が増えませんか?

この記事では

・転職の一連の流れ
・転職を考えたらまず何から始めるべきか
・転職準備から退職まで具体的にやるべきこと

主に上記3つについて解説します。

薬剤師4年目の夏に転職エージェントを利用し、中小薬局から地元の薬局へ転職をした僕が当時の経験を踏まえつつ、転職における王道の一連の流れについて解説します。

過去に戻れるならもっとこうしておけばよかったなと思うことや、注意点についても紹介するので転職を考えている人はぜひ参考にしてください。

今は特に転職をする気がない人でも、転職の流れを知って転職時に必要な行動を把握できれば、今から準備に取り組めるので転職で失敗する確率を格段に減らせます。
ぜひ最後まで読んで転職についてざっくりで良いので把握して、薬剤師として選択肢の幅を広げましょう。

▼サイトエージェントの違いは以下のリンク▼
>>登録するメリットは?転職サイトと転職エージェントの違いを薬剤師が徹底比較

薬剤師の転職は全然怖くない!むしろ積極的に活動しよう

転職の流れを把握する前に、「転職」と聞くとなぜか「怖い」「不安」といったネガティブなイメージをする人がいます。

新人薬剤師

転職先が決まらなかったらどうしよう…
転職して状況が今より悪くなったらどうしよう…

こんなことを考えている人もいると思います。

僕自身も転職するときは多くの人と同様に不安な気持ちがたくさんありました。しかし今の職場にいることによるデメリットを考えたら、転職活動をするメリットの方が大きいと感じたので勇気を出して動き始めました。

例えるなら添付文書の妊婦欄の「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」みたいな感じです。笑

この文は結構的を得ていて、今の職場で働き続ける危険性と転職活動をする有益性を天秤にかけて、転職すべきかどうかを薬と同じようにあなたが判断するべきだと思います。

転職における薬剤師の強み

・資格があるため働き口に困らない
・比較的収入が高い
・派遣やパートなど働き方が様々

薬剤師ひろ

上記の強みがあるので、薬剤師は積極的に転職をして収入アップを狙ったり、自分のライフスタイルに応じた働き方をした方が良いと思います。

▼転職の失敗対策は以下のリンク▼
>>失敗談あり!薬剤師転職で失敗する人の特徴7つと成功への対策7ポイント

転職を考えたらまずは自己分析から始めよう!

結論からいうと転職においてまず始めるべきことは「自己分析」です。

自己分析を行えば、自分の大切にしているもの(軸)がはっきりします。年収を上げるために転職するのか、ライフスタイルを充実させるために転職するのか、目的によって転職活動は色々と変わってきます。

例えば

新人薬剤師

将来は他の薬剤師よりもお金持ちになってバリバリ働きたいな


こんなライフプランがあったら、多少労働環境が良くなくてもとにかく年収が良い会社へ転職すべきです。
逆に

新人薬剤師

お金はいらないからできるだけストレスなく楽に日々を過ごしたい。


そんな人であれば週休3日で、有給の取りやすさを謳っている会社を探して転職すべきです。


上記の2パターンのように自己分析をして軸がはっきりしていると、迷いが少ないため転職先も決まりやすかったり、自分の希望に特化した会社を検索しやすくなります。

しかし自己分析をせず、自分の軸を決めずに転職を行ってしまうと、転職した後も「なんか思っていたのと違う」「前の職場の方が良かったかも」なんてことになりかねません。

そんな失敗をしないためにも、まずは自分の人生ではどんなことをしたくて、それを達成するために転職で何を得たいのか。これをはっきりさせて転職に挑みましょう。
実際に転職をしないとしても、自己分析は自分の行動を決める大きな指標になるので薬剤師全員が行うべきだと思います。

薬剤師ひろ

具体的にこれを重視したい!という軸が見つからない人は一旦、収入だけで考えてみるのもありです。

自己分析をもとにした転職計画の組み立て方は後述しています。

▼自己分析の方法は以下のリンク▼
>>転職は自己分析が9割!薬剤師に特化した分析方法とオススメの本を紹介

転職準備の段階から退職までの具体的な流れ

転職の流れ〜3つのフェーズ〜

転職準備編
(自己分析や転職計画など)

転職活動編
(エージェントの決定や面接など)

退職活動編
(職場への報告や退職手続きなど)


以上が転職における流れですが、以下でそれぞれのフェーズについて詳しく解説していきます。

転職準備中は自己分析と情報収集をしよう

自己分析→将来設計→悩みの明確化→情報収集→転職計画

このような流れがスムーズです。
上記で自己分析の大切さについて紹介しましたが、自己分析の後は簡単にで良いので人生設計を立ててみましょう。
例えば結婚や子供、マイホームなどについてです。これらがあるかないかで転職先選びは大きく変わります。

そして人生設計を立てると悩みが明確化します。結婚、子供、マイホームを全部満たしたいとなるとある程度収入が必要になるので、労働環境よりも収入を重視しなければならないかもしれません。女性であれば産休や育休が取りやすい会社を選ばなければなりません。

悩みが明確化すれば、情報収集もその悩みに応じたものに絞ることができるのでより効率的に行うことができます。
そして集めた情報をもとに転職の計画を立てることで準備がほとんど完成します。

薬剤師ひろ

オススメな流れですがあくまで一例なので参考程度に!

転職活動中はエージェントと連携しよう

転職活動中のステップとして

1.応募先の検索、決定
2.応募書類の作成、提出
3.面接
4.内定


上記のようなステップを踏んで転職するのが一般的な流れですが、これらを全部自分1人で行うのは正直めんどくさいです。
そのためまずは転職サイトに登録して、転職エージェントに転職の相談をしたり、面倒な作業を代わりに行ってもらうのがオススメです。

もちろん無料で相談に乗ってもらえるので、登録して相談するだけでも全然OKです。
転職サイトに登録して担当のエージェントが決まると、その人から連絡が来て具体的な転職活動がスタートします。

ちなみに僕が転職の際に実際に利用したサイトは「薬キャリ 」で、ここは担当のエージェントと直接会ったりせず、電話のみで済むのがメリットの一つです。

無料で薬キャリに登録


また、薬局転職におけるオススメサイトは日本調剤が運営している「ファルマスタッフ 」なので薬局への転職で確定している人はこちらは登録必須です。

無料でファルマスタッフに登録


これらの転職サイトを利用して自分に合った転職先をエージェントに見つけてもらったり、面接を受ける企業と連絡を取ってもらったりします。
転職サイトは複数登録しておいて、最終的には自分に1番合っていると感じたところや自分に合った求人を見つけてくれたところに絞りましょう。

薬剤師ひろ

わからない事やめんどくさい事を代わりやってくれるのは本当にありがたい!

▼登録すべきサイトと注意点は以下から▼
>>まだしてないの?薬局薬剤師が登録すべき転職サイト3選とおすすめの使い方
>>転職成功薬剤師が解説!転職エージェント選びのポイントと注意点

退職活動は職場への報告と手続きをしよう

転職活動をして新しい会社に内定が決まったら、次は今いる会社の退職活動の開始です。

・職場へ退職の報告
・退職の手続き

上記の2ステップが退職時に必要ですが、精神的に1番辛く、めんどくさいのが職場への報告です。退職の1~3ヶ月前までには必ず行いましょう。
余計なトラブルを避け、円満に退職するためにも余裕を持った報告は必須
です。

薬局であれば、まずは薬局長に伝え、次にマネージャー等本部の人間に伝えるのがスムーズです。
辞めるからといって変な態度は取らず、お世話になりましたと謙虚な態度で臨みましょう。

退職の手続きに関してはマネージャー等に辞めることを伝えれば、後はほとんど会社が行ってくれるので会社から言われた通りに身分証明書や白衣の返却などを行えば良いだけです。
保険証の切り替えやiDeCoなど次の会社に引き継ぐようなものが少しめんどくさいですが、僕でも出来たので心配はないです。笑

薬剤師ひろ

退職の報告などがどうしても嫌な人は退職代行を検討しても良いかもしれませんね。

どれくらい前から準備する?転職活動にかかる時間は?

人によって全然変わってくるので大体にはなりますが、それぞれにかかる時間は以下の通りです。

転職準備期間 約2週間〜1ヶ月
転職活動期間 約2ヶ月
退職活動期間 約1ヶ月〜2ヶ月

※横スクロールできます。

転職準備期間は時間をかけなさすぎるのもダメですが、かけすぎるのも良くありません。
2,3週間を目安として準備をしましょう。
転職活動期間は1番時間をかけるべきところなのでエージェントと相談しながらじっくり行いましょう。
退職活動期間は今いる会社の事情が関係するので少し余裕を持って考えておきましょう。(引き継ぎや話し合いなど)

結論、遅くとも転職先で働きたいと思う日の3,4ヶ月前には転職準備を開始しましょう。余裕を持って半年前くらいから準備しても良いですが、あまり転職期間を長くしすぎると転職のモチベーションを保てなくなったりするので僕はオススメしません。

薬剤師ひろ

僕は早い方で転職期間は1ヶ月半くらいでした。

転職において1番大事なのは事前準備である

今回紹介した「転職準備」「転職活動」「退職活動」の中でも、特に大事なのは「転職準備」です。

転職準備中に自己分析をしっかり行い、自分の人生(転職)の設計図を明確にすることで転職で失敗する可能性を低くすることができます。
逆にこの設計図を考えなかったり、間違っていたりすると転職で失敗してしまう可能性も高くなります。
なのでまずは事前準備をしっかりと行いましょう!

僕自身はあまり深く考えずに転職してしまい、後悔している部分もあるのでみなさんにはぜひ事前準備をしっかりしてほしいなと思います。

自分の人生の設計図を作るための考え方は以下の動画が非常にわかりやすく、僕自身も参考にさせていただいているのでよければ参考にしてみてください。

新卒時の就職活動と転職活動の主な違い

初めて就職するときの就職活動と1回就職してからの転職活動には大きな違いがあります。
この違いを把握しておくことも転職では非常に重要なので確認してみてください。

・能動的に動く必要がある
・求人にも締め切りがある
・実力採用である

上記3つが主な違いです。

学生時代の就活は企業が説明会を開いてくれたり、インターンシップなどで企業側から情報を提供してくれたりします。しかし転職では自分で会社や転職エージェントを調べたりしなければならないため、就活時よりめんどくさくて難しいです。
また、スケジュール調整も自分で行う必要があるので最初から最後まで能動的に動く必要があります。

求人も1つの会社につき1,2人なのですぐに締め切られてしまうパターンもあり、タイミングの見極めも難しいです。

また、就活時はまだ社会人としての能力は未知数なので未来のポテンシャルを見越して採用を行いますが、転職時は現時点での能力や過去の実績を見て評価されます。
これはかなり大きな違いなので転職時に強く意識しておきたいポイントです。

就活と転職の違いまとめ

就職活動 ・企業が説明会を開いてくれる
・活動の期間が長くある(5年〜6年時)
・ポテンシャル採用
転職活動 ・自分で会社の情報を調べる
・採用が決まれば求人は締め切られる
・実力採用

※横スクロールできます。

[まとめ]薬剤師転職は何から始める?転職の流れ

薬剤師ひろ

薬剤師転職はまず自己分析から始めよう!

自己分析も含めた転職の流れは以下の通りです。

転職準備編
(自己分析や転職計画など)

転職活動編
(エージェントの決定や面接など)

退職活動編
(職場への報告や退職手続きなど)


これらが一般的な転職の流れになるのでぜひ参考にしていただき、細かいところを自分流にアレンジしていくと失敗する確率がかなり低くなると思います。

▼薬局薬剤師にオススメの転職サイトはこちら▼

ABOUT ME
薬剤師ひろ
薬局薬剤師の転職(働き方)や給料など、薬剤師の「気になる」「困ったこと」を実体験から紹介&解決。 僕自身、残業代が出ない、有給も取れないブラック薬局からホワイト薬局へ転職成功しました。 以前の僕と同じような環境で困っている人や漠然とした不安を持っている人を少しでも減らしたいです。 今月の給料や薬剤師の恋愛、人生観など薬以外で薬剤師が気になる情報はインスタで発信しています。
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