薬剤師として働き始めたけど、どうすれば早く1人前になれるんだろう?
社会人になったことだしお金についても勉強したいな…
1年目の薬剤師、社会人の方が多く持つ悩み。それは
・薬剤師として1日でも早く仕事ができるようになりたい
・お金について詳しくなりたい
この2つではありませんか?
むしろ僕自身はこの2つしか意識していませんでした笑
今回の記事では、薬剤師1年目が
「薬剤師として成長するためにやるべきこと」
「お金に関してやっておくべきこと」
について解説しています。
僕が1年目の頃にやっておいてよかったなと思うことに加え、これはやっておくべきだったなと思うことについて紹介しています。
また、ファイナンシャルプランナーの資格を持っている僕が、「社会人が学ぶべきお金」について解説しているのでぜひ最後まで読んでみてください。
今回紹介することを若いうちに行っておけば社会人としてかなり成長できると思うので、自分ができると思うことから徐々にチャレンジしていきましょう。
僕は前の会社を辞めて、有給を消化している時にファイナンシャルプランナーの資格を取りました。
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薬剤師1年目がやるべき仕事のこと5つ
まずは薬剤師1年目がやるべきこと仕事編について紹介します。
とても基本的なことなので
「そんなことかよ…」と思うかもしれませんが、わかっていてもできていない人が非常に多いです。
基本的なことこそ、気合を入れてやるべきなので再確認しておきましょう。
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素直に受け入れる
先輩の言葉、素直に受け入れてますか?
「そんなことわかってるよ」「いちいちうるさいな」
そんなことを思っている人がいたら要注意です。
先輩はあなたのために時間をとって、注意したり指導をしてくれたりしています。
1回教わったことでも、いまいち納得できないことでも、まずは1度やってみましょう。
行動して初めてわかることもありますし、先輩をたてるという意味でも行動することに意味はあります。
それに自分が先輩になって指導するときに、素直に受け入れてくれたら嬉しいですよね!笑
あまりにも理不尽な発言やパワハラがあれば、誰かに相談したり転職を考えたりしましょう。
元気に過ごす
常に元気!
これは意外と難しいですし、恥ずかしいです。
しかし1年目の薬剤師が元気でハキハキしていると先輩たちも気持ちが良いですし、薬局内の空気も良くなります。
薬局内は狭いので誰か1人でもテンションが低いと、それだけで雰囲気が悪くなることがあります。
歳を重ねると元気を出すのが恥ずかしかったり、テンションを上げにくかったりするので新人の薬剤師が元気でいてくれると非常に助かります。笑
はしゃぎすぎるのは良くないですが、ハキハキ話したり笑顔で人と接するのはみんなが笑顔になれるので頑張りましょう。
自分主導で薬局を良くしていこう!という考えはとても大事。
僕も頑張ろう…
患者さんファーストを心がける
「今は予製作りで忙しいから患者さんは後回し」
「薬歴がたまっているからある程度書き終わったら投薬に行こう」
ほんとは良くないとわかってながら、やっている人は多いのではないでしょうか?
薬局薬剤師の仕事は患者さんがいてこそ成り立っています。
最優先は患者さんになるので予製作りや薬歴は後回しにして早く、正確に薬を渡しましょう。
・患者さんの発言に共感する
・難しい言葉を使わない
・目線を合わせる
これら3つができるだけでも全然違いますよ。
忙しくても患者さん優先でいこう!
家でも勉強する
正直僕は勉強できていませんでした。笑
でもちゃんと勉強していた同期と話をすると「あ、こいつ知識あるな…」とすぐにわかります。
この差が積み重なって数年後に響いてくるので、1日30分でも良いので頑張って勉強をしましょう。
配属された店舗の応需科を中心に勉強し、間違っても治療薬マニュアルの1ページ目から覚える、、、なんてことはしないようにしましょう。
まずはロキソニンやカルボシステインなど基本的な薬→門前や近くのクリニックで処方される薬。の順で覚えていきましょう!
目標を決める
薬剤師や1人の人間として、何をしたいのか、将来どうなりたいのか、大きな目標を決めましょう。
例えばあなたがマラソンに参加するとしたらまずどの大会に出て、走る距離はどれくらいでゴールはどこなのか調べますよね?
なんの知識もなく、ただ闇雲に走っているだけではゴールには辿り着けません。
マラソンを薬剤師に置き換えてゴールがどこにあるのか把握し、そこに辿り着くためにはどれくらいのスピードで、どのように走れば良いかを考えましょう。
「糖尿病の専門薬剤師になりたい…」
「出世してエリアマネージャーや本部長になりたい…」
など、目標を定めてから走り出しましょう。
なにも目標が思いつかない人はとりあえず年収で考えるのもありです。
薬剤師1年目がやるべきプライベートのこと5つ
次に薬剤師1年目がやるべきことプライベート編を紹介します。
仕事とは切り替えて、プライベートは遊びまくる。
そんな生活だけするのも良いですが、プライベートでやっておくと仕事や人生に良い影響が出ることが5つあるので紹介します。
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他職種の人と交流する
薬剤師(特に薬局薬剤師)は人との関わりが狭くなりがちです。
基本的には患者さんと薬局内の人としか関わらないので普通に仕事をしていると中々視野が広がりません。
そこで卸のMSさんや製薬会社のMRさんと雑談をして仲良くなりしましょう。
仕事終わりに飲みに行くまで仲良くなると色んな話が聞けて視野が広がります。
医師の視点や製薬会社の視点など、いつもと違う角度から薬や薬剤師について知ることができてとても面白いですしオススメです。
在宅の推進もあることですし、仕事もプライベートも薬局外に出ていきましょう。笑
合コンへ行く
なんで合コン!?
と思う人も多いかもしれませんが、合コンは社会人にとてもオススメできるイベントです。
合コンは「初対面の異性と場を盛り上げる、自分をアピールする」場とも言い換えられ、言ってしまえば自分を売り込む営業です。笑
薬剤師が営業体験できる場は合コンくらいしかないので、経験を積み仕事に活かしましょう。
合コンの大きなメリットとしては
・彼氏、彼女ができる
・コミュニケーション能力がつく
・色々な職種の人と関われる
これら3つがありますが、他にも合コンではさまざまな能力や視点を身につけられるため非常にオススメです。
僕は奥さんを合コンでゲットしたのでバイアスありです。笑
趣味を楽しむ
社会人になると学生時代に比べ、趣味を楽しむ時間が限られます。
しかし心の安定を保つため、オンオフの切り替えのためにも休日は趣味をガッツリ楽しむことも重要です。
自己成長ではなく、心の癒しのために時間を使うことも社会人になると重要です。
趣味がないという人も、ジムや整体、サウナや読書など何かしら気になっているものがあるはずなので気軽にチャレンジしてみましょう。
僕はゴルフ、筋トレ、読書(漫画も小説も)が趣味です。
共感してくれる人はぜひSNSで絡んでください。笑
長期旅行へ行く
社会人になってからの長期旅行は若いうちしか行けない可能性があります。
結婚して子供ができたり、管理職になって中々有給が取れなかったりと、歳を重ねるごとにプライベートにおける自由度が低くなっていきます。
楽しい時間のためにも、人生経験のためにも長期旅行へは行ける時に行っておきましょう。
※有給は上司が優先の会社もあるので旅行の予定は勝手に入れず、ちゃんと上司と相談してから決めましょう。
僕は今年、GWに北海道、夏休みに沖縄へ行きます!
適度に勉強する
休みの日は休んだり趣味を楽しんだりするべきだと思います。
でもその中でも空いた時間などを使って勉強をすると他の薬剤師と差をつけられます。
2年目3年目になると、ある程度知識はついたからいいかな…
と思ってしまいがちですが、自分のスキルアップ含め患者さんのためにもなるので少しずつ積み重ねていくことが大事です。
僕は保険と婦人科の勉強をし始めました。
薬剤師1年目がやるべきお金のこと5つ
僕は前の会社を退職し、有給を消化している間にファイナンシャルプランナーの資格を取りました。
ファイナンシャルプランナーとは、一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。
資格は取りましたが実務経験はないのであまり信用性はないかもしれませんが、お金のアドバイスに関して普通の人よりはできると思うのでぜひ参考にしてください。
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将来のお金について考える
結婚、子育て、老後。人生にはお金がかかる時期があります。
自分の好きなことにお金を使って、いざお金が必要となったときに全然お金がない…なんてことにならないようにある程度将来について考えておきましょう。
僕自身も結婚式の費用が思っていたより高く驚きましたし、指輪代など様々なものにお金がかかります。
ゴルフなどの趣味に使いすぎて困った経験があるからこそ、まだ若い薬剤師には将来設計をしっかりやってもらいたいなと思います。
将来設計をざっくりとして、いつまでにどれくらいのお金が必要なのか把握して、そこから逆算して貯金などの額を決めていきましょう。
経験したことのないことを想像するのは難しいですが、ググりつつまずはやってみましょう。
貯金をする
当たり前かと思いますが、貯金は本当に大事です。笑
ただ上記でも説明しているように、何も考えず貯金しておけば良いんでしょう?という考え方は危険です。
・人生設計をしていつまでにどれくらいのお金が必要か考える
・そこから逆算して年間の貯金額を決める
・年間の貯金額から月間の貯金額を決める
・先取り貯金をする
※先取り貯金とは、給料が口座に振り込まれた時点で定額を別口座に移すこと。そうすることでメイン口座に残るお金は少なくなるので使い過ぎが防げる。
このような流れで貯金を行えばいざという時にお金が足りない…なんてことは防げます。
僕の独身時代の貯金は常に30万円ほどでした笑
株式投資をする
株式投資と聞くと「怖い」と思う人多いのではないでしょうか?
しっかりと勉強して知識をつければ全然怖くありませんし、むしろ資産形成にとても重要な役割を果たしてくれます。
投資初心者におすすめは
・積み立てNISA
・iDeco
この2つです。
すでに知っている人もいるかと思いますが、知らない人のためにかんたんに説明すると
老後資金を自分で用意してもらうために国が作ったお得な制度です。
通常、運用利益には税金がかかりますがそれが非課税になったり、投資資金を税金から控除してくれたりと様々なメリットがあります。
上記の2つは薬剤師にはとてもおすすめの制度なのでまた別の記事で詳しく紹介します。
貯金をしつつ株式投資も行うことができればお金の不安が限りなく減るので非常にオススメです。
僕は積み立てNISAは2年ほど前からやっていて、iDecoは今年から始めます。
自己投資をする
貯金や投資も大事ですが、自分にお金をかけて成長することも大事です。
自分のスキルアップなど自己成長にお金をかけて、年収が上がれば貯金額や投資額も増えるので全体の収入が上がります。
薬の勉強や副業、昇進のための勉強など様々な方法がありますが、自分が未来にやりたいことに応じて今行う自己投資を考えましょう。
個人的に美容や脱毛など外見への投資もオススメです。
僕は去年から医療脱毛を始めました。
税金と保険の勉強をする
社会人になって給料をもらうようになると税金や社会保険料が引かれます。
僕も初めて給与明細を見た時は5万円くらい引かれていて絶望した記憶があります。笑
社会保険料は会社と折半で、税引き前の給料に対してかかる。
所得税、住民税はもろもろ控除後の課税所得に対してかかる。
など基本的な知識を身につけることで、なぜiDecoがお得なのか理解できますし、他にもメリットがたくさんあります。
初めは難しいですが、知識をつけると色んなことが見えてきます。
[まとめ]薬剤師1年目がやるべきこと15選
・素直に受け入れる
・元気に過ごす
・患者さんファーストを心がける
・家でも勉強をする
・目標を決める
・他職種の人と交流する
・合コンへ行く
・趣味を楽しむ
・長期旅行へ行く
・適度に勉強する
・将来のお金について考える
・貯金をする
・株式投資をする
・自己投資をする
・税金、保険の勉強をする
これら全て行うことは難しいですが、できるところから徐々に取り組むことで将来確実に成長でき、豊かな人生につながっていくと思います。
僕自身も全部できるよう頑張っていきます。