今の職場に不満があって転職もありかなって思ってる。
でも薬剤師の転職について何もわからない…
今の職場に不満があっても、転職への第一歩って不安だし勇気が必要ですよね。
この記事では
・薬局転職の全体の流れと注意点
・薬剤師の転職サイトとエージェントの詳細
・具体的な転職テクニック
上記の転職全体で重要なことを転職初心者に向けて解説します。
実際に薬剤師4年目の時に転職を行い、目的であった有給が取れるホワイト企業への転職を成功させた僕が実体験を交えつつ解説します。
薬剤師の転職は一般職の転職とは違うので、どんなことに気をつけたら良いかわかりづらいですよね?
そんな不安を解決するため、転職準備、転職活動、退職活動の3ステップに区切って、それぞれでやるべきことや注意点を解説しています。
この記事を読めばの薬局転職の疑問が全てが解消し、転職前後で何をすれば良いかがわかるので転職で失敗する確率が格段に下がります。
転職業界と自分自身について知ることが転職で1番のポイントです!
薬剤師転職は3ステップ!全体の流れを把握することから始めよう
まず初めに把握すべきことは薬剤師転職の全体の流れです。
全体の流れを把握し、それぞれのフェーズに何があるのか、何をすべきなのか知るために情報収集する必要があります。
転職の流れ〜3つのフェーズ〜
転職準備編
(自己分析や転職計画など)
↓
転職活動編
(エージェントの決定や面接など)
↓
退職活動編
(職場への報告や退職手続きなど)
上記が転職全体のかんたんな流れです。
あくまで一例なので全員がこの流れで転職するわけではありませんが、僕は上記のような流れで行いました。
▼転職全体の流れを詳細に知りたい方へ▼
>>転職初心者は必見!何から始める?薬剤師転職の流れを準備から退職まで解説
転職準備期間は自己分析と情報収集をしよう
転職準備期間の流れは以下の通りです。
自己分析→将来設計→悩みの明確化→情報収集→転職計画
転職は自己分析が9割!薬剤師に特化した分析方法とオススメの本を紹介の記事でも紹介していますが、転職において自己分析はめちゃめちゃ重要です。
自己分析を行い、今現在抱えている悩みや将来どういう人間になりたいかを明確化することによって転職における自分の軸が決まります。
「お金が欲しい!」「休みが欲しい!」「スキルアップのために勉強できるところが良い!」と思っていても、希望を全部兼ね備えた会社は存在しません。
自分の中の優先順位を明確にするために自己分析から始め、情報収集、転職計画をしていきましょう。
情報収集では
・ネットでの情報収集
・リアルでの情報収集
上記2つの方法をうまく使い分けましょう。
ネットでは数多くの口コミや企業の情報を集め、リアルでは転職経験がある人や転職候補の企業で働いている人などと直接会って話を聞くことでより正確な情報を集めることができます。
▼自己分析の具体的な方法は以下のリンクから▼
>>転職は自己分析が9割!薬剤師に特化した分析方法とオススメの本を紹介
転職で1番大事なのは準備期間です!
転職活動中はエージェントと連携しよう
転職期間中の流れは以下の通りです。
応募先の検索、決定→応募書類の作成、提出→面接→内定
転職活動を始めると転職準備中とは違って、自分に合う会社を探したり書類を作ったりと難易度が高く、めんどくさい作業が増えます。
そこで転職初心者は転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントについて詳しくは後述しますが、かんたんに言うと自分の代わりに書類作成や転職先とのやりとりを行なってくれる人です。
このエージェントとうまく連携することで転職は成功へと大きく近付くので、しっかりコミュニケーションをとって二人三脚で転職活動をしていきましょう。
▼エージェント選びの要点は以下のリンク▼
>>転職成功薬剤師が解説!転職エージェント選びのポイントと注意点
初めてのことを1人でやるより、プロと組んだ方が失敗する確率は低いです。
退職活動は職場への報告と手続きをしよう
退職活動でやるべきことは
・今いる職場へ退職の報告
・退職の手続き
この2点です。
精神的に1番辛く、めんどくさいのが今いる職場への報告です。退職の1~3ヶ月前までには必ず行いましょう。
※退職に関する社内規定があるところはそれに従いましょう。
勤務先が薬局であれば、まずは薬局長に伝え、次にマネージャー等本部の人間に伝えるのがスムーズな流れです。
退職手続きは基本的に会社が行ってくれるので、個人がやることは必要書類の記載くらいなので全然めんどくさくないですよ!
辞めるからといって変な態度は取らず、お世話になりましたとあくまで謙虚な態度で臨みましょう。
▼転職全体の流れの詳細は以下のリンク▼
>>転職初心者は必見!何から始める?薬剤師転職の流れを準備から退職まで解説
転職エージェントと転職サイトの違いは人かサイトか
転職エージェントと転職サイトの大きな違いは「転職活動をサポートしてくれるアドバイザーがいるかいないか」です。
サービスとしての違いは、求人案件が載っているただのサイト(サービス)か、転職の相談にのってくれる人(サービス)かです。
例えば転職業界で有名な「リクナビ」という会社がありますが、このリクナビのホームページは転職サイトです。
そしてこの転職サイトに登録すると、あなたにリクナビのエージェントがついてくれて、転職のサポートをしてくれる。といった流れです。
エージェントが所属している転職サイト(マイナビやリクナビ)もありますが、エージェントがいない転職サイト(インディード)もあります。
転職サイト利用がオススメな人
・転職経験があり1人で進められる人
・転職の希望が明確な人
転職サイトは求人数が多く、アドバイスをくれる人がいないので、自分の検索能力に自信があって転職の軸が明確でないと転職先を見つけることができません。
そのため転職サイトの利用は転職経験があって、転職でなにを得たいのかが明確な人にオススメです。
転職エージェント利用がオススメな人
・初めての転職の人
・転職に少しでも不安がある人
転職エージェントは転職のプロが親身になって相談にのってくれたり、転職についてアドバイスをくれたりするので精神的にも心強いです。
また、交渉などの転職先との手続きを行ってくれるため転職に割く時間も少なくて済みます。
そのため転職初心者や転職の経験や知識に自信がない方はエージェント利用がオススメです。
▼転職サイトの詳細は以下のリンク▼
>>登録するメリットは?転職サイトと転職エージェントの違いを薬剤師が徹底比較
転職エージェント選びのポイント3つ
自分に合ったエージェント選びのポイントは以下の3つです。
・フィーリングが合うか
・真剣さや知識量があるか
・薬剤師業界に詳しいか
転職エージェントはあなた専属の転職アドバイザーです。
この段階で失敗しないように知識をつけましょう。
転職エージェントとのフィーリング
フィーリングに関しては、1分ほど話せばすぐにわかります。
「話していて不快ではない」「自分の伝えたいことを理解してくれるか」など、話していてこの人は苦手だな…と思ったらそのエージェントはやめておきましょう。
自分の人生に関わることをこれから話し合う相手なのでフィーリングが合わない人は避けるべきです。
転職エージェントの真剣さや知識量
自分のキャリアについて真剣に考えてくれているか、薬剤師界隈について知っているかなどの熱量や知識量もポイントです。
自分の評価のために転職をゴリ押ししてくるエージェントもいるので、転職する側の気持ちに立って考えてくれる優しくて真剣な人を選びましょう。
転職エージェントが薬剤師業界に詳しいか
意外と見落としがちなのが、エージェントが薬剤師業界に詳しいかどうかです。
転職エージェントは薬剤師ではありません。なので薬剤師の働き方に全然詳しくないエージェントもいます。
そんな人は僕たち薬剤師にとって良い職場を見つけてくれません。
「この人薬剤師業界に詳しくないな…」と感じたらその人は避けたほうが無難です。
▼エージェント選びの詳細は以下のリンク▼
>>転職成功薬剤師が解説!転職エージェント選びのポイントと注意点
おすすめの転職エージェントサイト3選と上手な使い方
薬局転職におすすめの転職サイトは
・薬キャリエージェント
・ファルマスタッフ
・マイナビ薬剤師
上記3つです。
それぞれのサイトの特徴についてはこれから詳しく紹介していきます。
\無料で相談できます/
薬キャリは医療業界大手のエムスリーグループが運営しているためマイナビやリクナビとは違って医療業界へのコネが特に強いです。
薬剤師登録者数が1番多く、コンサルタント満足度も95%とコンサルタントの実力が高いことでも評判です。
また、ママ薬剤師に向けて妊娠や出産、お金に関しての説明している特化サイトがあるため、不安の解消になりますしママ薬剤師に寄り添った求人を紹介してくれます。
唯一の欠点は電話面談のため、直接アドバイザーと顔を合わせないことです。
逆に毎回顔を合わせて面談するのがめんどくさい人にはメリットになりますね。
ママ薬剤師には特にオススメ!
僕は薬キャリで転職しました!
\無料で相談できます/
ファルマスタッフは日本調剤グループが運営しているため調剤薬局への転職に強いです。
また、2,30代の転職に力を入れているためキャリアアップのための教育サービスなども充実しています。
今2,30代の薬剤師やキャリアアップのために勉強したい薬剤師にとっては大きなメリットですね。
唯一の欠点は企業や病院の求人が少ないことですが、今回は薬局転職のオススメサイト紹介なのでこの点は問題なしです。
調剤薬局希望の若い薬剤師に特にオススメ!
・求人総数約63000件(2021年5月時点)
・全国15拠点でサービス展開のため地方の情報にも強い
・初めての転職で登録したサイト1位
・アドバイザーと顔を合わせて話せる
・運営が大手人材広告会社のマイナビ
・利用者満足度No.1
上記がマイナビ薬剤師の大きな特徴です。
求人数が多いということは選択肢が多いということです。選択肢が多いと自分に合った会社を見つけやすくなります。
マイナビは薬剤師求人数トップクラスなので選択肢の点は問題ないですし、「利用者満足度No.1」「初めての転職で登録したサイト1位」です。
この実績は転職のサポートが充実していて、さらにコンサルタントの質も高いことの証明になります。
唯一の欠点は派遣の求人がないことですが、正社員やパート希望の方には問題なくオススメできる転職サイトです。
初めて転職する人には特にオススメ!
▼おすすめサイトの詳細は以下のリンク▼
>>まだしてないの?薬局薬剤師が登録すべき転職サイト3選とおすすめの使い方
転職は自己分析と情報収集で失敗を避けられる
転職で失敗しないためには転職活動に入る前に自己分析を済ませておく必要があります。
ではなぜ自己分析を転職前に済ませる必要があるでしょうか?
それは以下の4つの理由があるからです。
・転職の軸が決まる
・自分の価値観がわかる
・自分に合う会社を見つけられる
・自己アピールがしやすい
これらを転職前に考えておくことで転職で失敗する確率が低くなるため、自己分析を深く行う必要があるのです。
具体的な自己分析の方法3ステップ
自分のことと言っても意外とわからないことは多いですよね?
今回の自己分析は上記のポイントを把握しつつ、転職の軸を決めるために必要な自分の情報を集めて転職を成功させることが目的です。
目的達成のために3ステップを経て自己分析をします。
マインドマップで自分の人生について考える
↓
仕事における自分の性格について分析する
↓
キャリアの棚卸をする
マインドマップを用いて自分の仕事に対するスタンスを把握し、自分の仕事上の性格を洗い出すことによって自分に向いている仕事や得意な仕事を明確化させます。
そしてキャリアの棚卸をすることで自分の特徴的な強みや得意なことを再確認することができます。
これらのステップを踏んで自己分析することで、転職の軸の決定や自分の価値を把握することにつながります。
マインドマップを使うと考えやすいです!
▼具体的な自己分析の方法は以下のリンク▼
>>転職は自己分析が9割!薬剤師に特化した分析方法とオススメの本を紹介
転職で失敗する人の特徴7つとその対策を解説
転職での失敗の原因のほとんどが「転職に対する知識量が足りないこと」です。
これが前提にありつつも人によって色んな失敗パターンの特徴があるので紹介します。
転職で失敗する人の特徴
上記8つが主な失敗パターンです。
基本的に情報不足や確認不足が原因ですね。
転職で失敗しないための対策
「転職で後悔したくない」「今の職場より良い環境のところへ行きたい」そう考えている人は失敗パターンを把握し、対策を講じてから転職に挑みましょう。
転職に失敗してしまった時の対応
・できるだけ我慢して経験を積む
・キツくなったら再転職
これらの対応を取りましょう。
会社選びに失敗したからといってすぐに転職すると、面接時に必ず理由を聞かれます。
「この人大丈夫かな?」と面接官に思われないためにも転職後数ヶ月は我慢して経験を積んだ方が良いです。
しかし1番大事なのは自分の体なので無理はしすぎず、キツくなったら再度転職をしましょう。
再度失敗の原因と対策を洗い出すことを忘れずに。
▼転職の失敗と対策の詳細は以下のリンク▼
>>失敗談あり!薬剤師転職で失敗する人の特徴8つと成功への対策7ポイント
薬剤師ひろの転職実体験|成功した秘訣は?
僕自身の転職が成功した理由としては
・優先順位を明確化した
・情報収集をたくさんした
上記2つの要因がとても大きいと思っています。
転職を考えている方に1番重要視してもらいたいことは優先順位を決めることです。
僕だったら「有給と残業」ですが、「年収」であったり「産後制度の充実」だったり人によって優先事項は異なります。
この優先順位をはっきりさせ、他は捨てても良い!くらいの気持ちで望む方が転職先の会社と交渉しやすいですし、転職後も後悔しにくいです。
また、ネットやリアルな場での情報収集も重要です。
提示された条件だけでは会社の実態を掴むことは不可能なので、口コミサイトや実際に働いていた人の話を聞いて、地雷企業でないかを見極めましょう。
▼転職実体験の詳細は以下のリンク▼
>>[薬局転職の実体験]転職はめんどくさい?ブラック企業薬剤師の成功例を紹介
薬局転職のハードルは低い!人生変えたい薬剤師は転職活動すべき
今回は薬剤師の薬局転職について網羅的にまとめました。
薬剤師の転職は一般職の転職に比べてハードルが低いし、より良い会社に転職できる可能性が高いです。
転職に踏み出す第一歩目はとても勇気がいることですが、その一歩を踏み出すことが出来れば簡単に人生を変えることができます。
そのためにまずは「自己分析」「情報収集」を深く行うことが重要で、その行動が勇気ある一歩を成功への一歩へ変えることができます。
僕が転職成功してQOLが上がったように、あなたも一歩を踏み出すことで人生を変えることができるかもしれません。
少しでも今の職場に不満がある、今の自分に満足していない。そんな人は少しずつ行動していきましょう!