転職の悩み

失敗談あり!薬剤師転職で失敗する人の特徴8つと成功への対策7ポイント

薬剤師の失敗談
新人薬剤師

転職で失敗したくないな…
失敗しないためにはどうすれば良いの?

転職で失敗したくないけど、そもそもどんな失敗パターンがあるのかわからない。
そして何を意識して転職に臨めば成功しやすいのかわからないですよね?

この記事では、薬剤師転職で失敗する人の特徴とその対策を、僕や先輩方の失敗談を紹介しつながら解説します。

実際に転職を経験してQOLが爆上がりした僕が、転職で失敗しないために必要な行動を具体的にわかりやすく紹介しています。


この記事を読めば転職の失敗パターンを理解できるので、転職を成功に導ける確率をグンッと上げることができます。

「転職で後悔したくない」
「今の職場より良い環境のところへ行きたい」

そんな考えの人はぜひ最後まで読んで、転職で自分に合った会社を見つけて楽しく働きましょう。

▼転職の流れや転職サイトは以下のリンク▼
>>薬剤師転職初心者は必見!何から始める?薬剤師転職の流れを準備から退職まで解説
>>まだしてないの?薬局薬剤師が登録すべき転職サイト3選とおすすめの使い方

薬剤師転職での具体的な失敗談

まずは先輩薬剤師の方々と僕自身の具体的な失敗談について紹介します。
実際の失敗体験談を参考にしてみましょう。

一般的な失敗談

失敗薬剤師A

人間関係や労働環境が悪く、一刻も早くやめたくて就職先が決まる前に退職しました。しかし就職先が意外と決まらなくて焦った結果、条件が微妙な会社に就職してしまった。

失敗薬剤師B

休みも取りつつお金もたくさん欲しかったので、有給が取れる給料が高めの会社に転職しました。しかしいざ働き始めると忙しくて全然休みが取れないし、給料も残業が多いから高いだけでした…

薬剤師ひろの転職失敗談

僕は転職が成功して、有給が取れるようになったり、働きやすい環境になったことでQOLが爆上がりしました。
しかし失敗した点が一つあり、それが年次昇給率をしっかり確認しなかったことです。

今の職場は上司の考え次第と年功序列で昇給率が決まる環境で、自分の仕事の成果はほとんど関係ないです。頑張って数字を上げてもそれが給料に反映されないのは中々辛いです…

薬剤師ひろ

僕はある程度成果主義の給与体系が良かったので、明らかなリサーチ不足でした…


インスタでも僕の転職談について紹介しているので要チェックです!

薬剤師に特徴的な転職の背景

薬剤師は一般職とは違って国家資格を有しているため、転職に対するアプローチの仕方も異なります。

薬剤師の特徴

・他の職種に比べて引く手数多のため、転職しようと思えばすぐにできる
・同じ薬剤師でも職場によって求められる能力が違う

これらの特徴から、薬剤師は一般職に比べて選択肢が多く、自分に合った職場を自分で考える必要があるとわかります。
選択肢が多くて迷いすぎた結果、本当の目的がわからなくなったり目先の条件などにとらわれて、上記のような失敗談につながるのかなと思います。

転職で失敗する人の特徴8選

次に薬剤師の転職において失敗しやすい人の特徴を8つ紹介します。

そもそも転職での失敗の原因のほとんどが「転職に対する知識量が足りない」ことです。
これが前提にありつつも人によって色んな失敗パターンの特徴があるので詳しく紹介していきます。

特徴①情報収集量が足りない

知識量に直結する情報収集の時間。これが圧倒的に足りない人は失敗する可能性が高いです。
僕自身の失敗の原因も情報不足が原因でした。
転職活動を始めたは良いものの、心のどこかで「まあこの会社でいいか」「だんだん面倒くさくなってきたな」そんな甘い気持ちが出てきてしまいました。

このように転職を軽い気持ちで考えてしまうと、情報収集も甘くなり情報不足で失敗につながってしまいます。

薬剤師ひろ

仕事終わりに転職活動は大変ですが常に集中して、疑問がなくなるくらい時間をかけて行わないとダメですね!

特徴②退職後に転職活動を始める

失敗薬剤師Aさんの失敗談にもあったように、今の職場から早く抜け出したい気持ちが強すぎると退職を先にしてしまいがちです。

退職をしてから転職を始めると以下のようなデメリットがあります。

・転職活動にあまり時間をかけられない
・企業側に足元を見られる


転職期間は短くても1,2ヶ月はかかります。前の会社の有給が切れてしまうとその間は無給になってしまうので、普通よりも全部の行程をスピーディーに行う必要があるので失敗の確率が高くなります。
また、企業側も転職者側に余裕がないことがわかると、ある程度条件が良くなくても入社してくれるのではないか?と思い、交渉面で不利になる可能性もあります。

薬剤師ひろ

早くやめたくても働いている期間中に転職活動は始めた方が良さそう。

特徴③転職理由や希望条件が曖昧

転職理由や希望条件が曖昧な人も失敗パターンの典型例です。

>>転職初心者は必見!何から始める?薬剤師転職の流れを準備から退職まで解説

▲上記の記事でも解説していますが、転職においてまず初めに行うことは自己分析です。
自己分析ができていないと

・自分が転職する上で大切にすること
・企業側にどんな希望があるのか


これらがはっきりしないため「転職先が絞りきれない」「転職後、居心地が良くない」など失敗の原因になります。

通勤時間や年収、残業時間など全てが好条件の会社は存在しません。自己分析して転職先への希望を明確にしてから転職に臨みましょう。

薬剤師ひろ

僕は有給の取りやすさと、会社の規模感で選びました。

特徴④優先順位を考えていない

転職において自分の中で優先順位がつけられていないと、転職先選びで非常に苦労します。
特徴③でも言ったように、優先順位を考える上でも自己分析がとても大切です。

自己分析をして、自分が重要視する条件を数個挙げてみて、その中でも特に何を優先するのかナンバリングしましょう

仮に重要視している条件の2番、3番が微妙な会社だったとしても、1番優先したい条件をちゃんと満たしている会社であれば、大きく失敗する可能性は低いでしょう。
しかし、1番も2番も3番も満たしたいからと、全部の条件をある程度満たしている会社を選ぼうとすると、失敗する確率は高くなります。

条件を7,8割満たしている会社でなく、自分が1番優先しているところを9割10割満たしている会社を選びましょう。

薬剤師ひろ

求めるのが年収なのか、働き方なのかで会社選びは変わってきます。

特徴⑤雇用条件を詳しく確認しない

ネット上の募集条件では残業なしとあっても、実際に働くとクリニックが混んでいて薬局の営業時間がのびる。
週休2日とあったが、木、土がそれぞれ半日休みで1日休みと換算される。

といったように入社してから発覚するでは遅い、重要なことは必ず面接までの段階で確認しておきましょう。
そして雇用条件書などの書面でもらって保管しておき、証拠を残すようにしましょう。

僕が聞き漏らして後悔している「昇給」についても確認しておきましょう。
転職時の年収が良かったとしても、年次昇給が1万円だと10年働いても10万円しか増えないので注意が必要です。

事前にネットなどで情報収集するのも大事ですが、情報が古い場合などもあるので重要なことは面接担当者に直接質問した方が良いですね。

薬剤師ひろ

面接時には質問リストを持っていき、しつこいくらい質問しましょう。笑

特徴⑥未経験なのに個人薬局へ転職する

製薬会社のMRや病院薬剤師が転職の際に陥りがちなパターンですが、調剤経験がない方が個人薬局へ就職するのは避けた方が良いです。
個人薬局では人手が足りず教える時間が取れない場合や、そもそも教育制度がなく配属された店舗の人にやりながら教わる。というパターンが多いです。

僕も規模が小さい薬局に転職したのですが、研修的なものは1度もなく、転職したその日からバリバリ働かされました。

これから長期間薬局薬剤師として働いていくのであれば最初に効率的な方法で基礎からマスターした方がスキルアップもしやすいですし、自分が教える立場になった時も役に立ちます。
そのため調剤未経験の方は大手チェーン店薬局か、研修制度に力を入れている中小企業にまずは転職することをオススメします。

薬剤師ひろ

個人薬局の方が年収が高いから悩みますよね。

特徴⑦転職先の雰囲気を把握していない

面接を受ける会社が決まったら、面接日に店舗の見学もお願いしましょう。

店舗の雰囲気や働いている人たちなど、現場を見ないとわからないこともたくさんあります。人間関係で失敗しないためにも雰囲気の把握は必須です。
もし会社の人に同行してもらえないようなら個人的に患者として訪れてもいいかもしれませんね。笑

配属予定の店舗に見学に行けるのであれば

・処方箋枚数
・処方箋の応需科
・薬剤師数
・休憩時間や場所


これらについても確認しておくと良いですね。

薬局長も性格や、職場の雰囲気などは人間関係にも影響してくるのでチェックしておくに越したことはありません。

特徴⑧1人で情報収集をする

情報収集で失敗しないためのポイントは、1人で情報収集をしないことです。
1人で情報収集すると正しい情報を集められているか分かりませんし、答え合わせができないので、調べたり自己分析しているうちに不安な気持ちが出てきます。

・1人だと不安
・情報の照らし合わせをしたい
・誰かとコミュニケーションを取りながら進めたい


転職において上記のような考えを持っているなら転職エージェントに相談して一緒に転職を進めるのがオススメです。
というか転職エージェントに相談せずに転職すること自体がリスクなので何か特別な理由がある人以外は必ず利用した方が良いです。

▼転職エージェントの詳細は以下のリンク▼

>>登録するメリットは?転職サイトと転職エージェントの違いを薬剤師が徹底比較
>>転職成功薬剤師が解説!転職エージェント選びのポイントと注意点
>>まだしてないの?薬局薬剤師が登録すべき転職サイト3選とおすすめの使い方

転職で成功するための対策ポイント7つ

失敗するパターン8つ全部に共通していることは、「自己分析と転職に対する知識量が足りない」ことです。
転職においてはこの2つが非常に重要で、自分が何をしたいのかを明確にして転職について何が大事なのか理解することで失敗を防ぐことができます。

失敗しないための具体的な対策を以下で紹介していきます。

対策ポイント①すぐに辞めたくても焦らない

今の職場から一刻も早く離れたいと、転職が決まる前に退職してしまう。焦って短い転職期間で就職先を決めてしまう。
これをしてしまうとしっかり自己分析や情報収集ができません。

今すぐに仕事を辞めたいと思っても焦らず、時間に余裕を持って自己分析や情報収集
を行いましょう。

▼転職全体の流れは以下のリンク▼
>>転職初心者は必見!何から始める?薬剤師転職の流れを準備から退職まで解説

対策ポイント②自己分析を徹底的に行う

これが1番重要と言っても過言ではないので、自己分析は時間をかけて行いましょう。
自己分析を細かく行い、「自分の中の転職の軸がはっきりする」「欲望に優先順位をつける」主にこの2つを明確にしましょう。

この2つが明確になると、自分にとって最も大切なことがわかるため転職先を絞り込む上でも役立ちますし、エージェントに相談する際も希望を簡潔に伝えられるのでエージェント側も情報収集がしやすいです。

薬剤師ひろ

自己分析は転職準備期間中で1番大事!

▼自己分析の方法は以下のリンク▼
>>転職は自己分析が9割!薬剤師に特化した分析方法とオススメの本を紹介

対策ポイント③待遇や条件は書面に残す

「面接の時は残業がないって言ってたのに…」
「忙しくて休憩時間が1時間も取れてない…」

働き始めてからこんな風に思うことはたくさんあります。
ある程度なら我慢できますが、自分の優先順位が高い条件が守られていないと何のために転職したのかわからなくなってしまいます。
それを防ぐためにも、自分が希望した待遇や条件は書面に残してもらいましょう。

ラインやメールでも良いですが、雇用契約書に書いて貰えば1番良いと思います。もし面接の時など直接担当者に言うのが難しかったら、エージェントに相談すれば交渉してくれるのでオススメです。

薬剤師ひろ

証拠を残すのは大事です!

対策ポイント④薬局未経験の場合は教育体制を重視する

薬局での働き方は製薬会社や病院とは全然違います。
最初に基礎をしっかり学ばないまま過ごしてしまうと効率が悪かったり、他の人とうまく連携が取れなかったりします。

薬局未経験の方は、数店舗しかない個人薬局ではなく、大手や研修制度の充実を売りにしている中小チェーン店に転職するのがオススメです。

薬剤師ひろ

僕は転職したその日から現場で、研修0でした。笑

対策ポイント⑤実際に店舗へ見学に行く

職場の雰囲気や一緒に働く人たちを実際に見ることは大切です。
転職理由の多くは人間関係なので、これから一緒に働く人たちがどんな人たちなのかある程度把握しておきましょう。

実際に患者さんとして薬局に訪れたり、実際に通っている人の意見を聞いたりすると更に雰囲気がわかるので良いですね。

薬剤師ひろ

失敗を避けるために出来ることは全部行いましょう。

対策ポイント⑥わからないことは質問する

そんなの当たり前でしょ。と思うかもしれませんが、後になってから「あれ聞いとけば良かったな…」「あれはどう言う意味で言ってたんだろう…」と疑問に思うことがあります。

後になってから後悔するくらいならその場でガンガン質問しましょう。

もし質問が直接しにくい場合はエージェントを介して質問しても良いですね。最終的には疑問点が何もない状態で転職できるのが最高です。

薬剤師ひろ

当たり前のことだけど意外とできないんですよね。笑

対策ポイント⑦転職エージェントを利用する

・一生転職する気がない
・利用できない何らかの事情がある


これらに当てはまらない人は全員、転職エージェントを利用した方が良いです。
エージェントは自分の代わりに無料でめんどくさい情報収集や転職先との交渉を行ってくれるので絶対に利用した方が良いです。
それにもしエージェントが合わなかったら自分で探せば良いだけなので、1度利用することによる損はありません。

▼おすすめのエージェントは以下のリンク▼
>>まだしてないの?薬局薬剤師が登録すべき転職サイト3選とおすすめの使い方

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転職で失敗した時の対処法

新人薬剤師

仮に転職で失敗しちゃったらどうすればいいの?


そう思った時の対応は

・できるだけ我慢して経験を積む
・キツくなったら再転職


この2択になります。
転職後、「なんか思ってたのと違う、言ってた条件と違うし働きづらい…」そう感じても、すぐに辞めてしまうと転職にかけた時間が無駄になってしまいますし、自分の職歴を考えてみてもあまり良くないです。

よっぽど転職先の環境が悪くない限りは、経験のために最低でも1年程度は働きましょう。
そして精神面や条件面でキツく感じてきたら再転職するために再度行動していきましょう。
次は同じミスをしないよう失敗の原因と対策をしっかりと行うことが大切です。

成功への対策を知った上でのアクションプラン

>>転職初心者必見!薬剤師の転職は何から始めれば良い?

上記の記事でも解説していますが、転職には3つのフェーズがあります。

転職の流れ〜3つのフェーズ〜

転職準備編
(自己分析や転職計画など)

転職活動編
(エージェントの決定や面接など)

退職活動編
(職場への報告や退職手続きなど)


今までの対策ポイントを踏まえて、上記3つのフェーズそれぞれでの失敗しないためのアクションプランを紹介します。

転職準備中の失敗対策

・すぐに辞めたくても焦らない
・自己分析を徹底的に行う
・わからないことは質問する
・転職エージェントを利用する

転職活動中の失敗対策

・待遇や条件は書面に残す
・調剤未経験の場合は教育体制を重視する
・実際に店舗へ見学に行く


ここまで読めばわかったと思いますが、転職で失敗するか否かの分かれ道は転職準備期間でほとんど決まります。

転職準備期間に自己分析や優先順位を細かく行うことで転職の成功率はかなり上がると思うので、ぜひ準備の段階は時間をかけて丁寧に行いましょう。

転職で失敗を避けるにはエージェント利用が楽

転職において1番伝えたいことは、自己分析をしっかりと行い、転職における優先順位(転職の軸)を決めて転職に臨んだ方が良い!ということです。

そのためには自分を客観的にみることが大事ですが、それを自分1人で行うのは大変ですし難しいです。
転職エージェントは転職活動だけでなく、自己分析や転職の軸を決めるのも手伝ってくるので、転職で苦労したくない人は必ず登録しましょう。

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ABOUT ME
薬剤師ひろ
薬局薬剤師の転職(働き方)や給料など、薬剤師の「気になる」「困ったこと」を実体験から紹介&解決。 僕自身、残業代が出ない、有給も取れないブラック薬局からホワイト薬局へ転職成功しました。 以前の僕と同じような環境で困っている人や漠然とした不安を持っている人を少しでも減らしたいです。 今月の給料や薬剤師の恋愛、人生観など薬以外で薬剤師が気になる情報はインスタで発信しています。
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